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ファクタリング取引の具体的な流れ
ファクタリング会社への申し込み
電話やネットでの申し込みをします。その際には以下の情報が必要となります。
ポイント
会社概要(会社名、住所、電話番号、設立年月日、資本金、事業内容等) 代表者の情報(住所氏名、生年月日、連絡先等) 会社の財務情報(年商、近年の業績、借入の情報、過去及び現在の債権譲渡登記の有無) 希望条件(調達希望金額、希望日、資金使途、売掛先への通知の諾否) 譲渡希望売掛金の情報(会社名、住所、代表者名、売掛金の内容、金額、入金予定日、年間取引額等)
上記のような内容について、メールや電話でヒアリングされ、同時にファクタリング会社が行っているファクタリング取引についての説明がされます。この時点では以下の事項を確認しましょう。
ポイント
掛目、手数料等を全て含めた総コスト 問題なく手続が終われば、いつまでに売掛金の入金がされるか 債権譲渡登記の有無 売掛先への通知の有無 償還請求権(売掛金が期日通りに回収されない場合、得意先の代わりに払う義務のこと)の有無
必要書類の提出
ポイント
身分証明書(運転免許証、パスポート等) 会社案内(パンフレット等) 商業登記簿謄本 印鑑証明 定款・決算書 譲渡希望の売掛金を証明する請求書等 売掛先との取引基本契約書 取引に係る銀行口座情報(通帳)
ここでの審査のポイントは主に以下の内容です。
ポイント
売掛先の信用 売掛先との取引状況
ファクタリング契約の内容確認
最終面談・契約締結
指定口座への入金
ファクタリング契約でのチェックポイント
ファクタリング契約の検討段階でのチェックポイント
1.希望金額、それに見合った売掛金はあるか
2.入金希望日(いつまでに資金化したいか)
3.取引の総コストは売掛金総額の何%まで許容できるか
4.第三者に知られてもかまわないか(債権譲渡登記、得意先の承諾が必要でも構わないか)
選択できるファクタリング契約が決まってくるので事前に確認します。
5.回収リスクを移転したいか、資金調達さえできれば特にこだわらないか
上記4.と同様で選択できるファクタリング契約を決めるために事前に確認します。
6.得意先の承諾は得られそうか(3者間ファクタリングができるかの前提条件)
7.過去に債権譲渡登記を行っている場合、債権譲渡登記は抹消済みか
契約直前最終段階でのチェックポイント
<契約内容の確認>
1.契約対象は誰か(2者間・3者間)、3者間取引の場合には得意先の承諾済か
2.債権譲渡登記は必要な契約か、不要な場合それはどういう理由か
3.回収リスク(貸倒リスク)は移転するか(償還請求権の有無)移転しない場合はどういう理由か
4.上記事項(1~3)を踏まえ、契約方法、契約内容で不明な点はないか、自身のニーズに合致するか
<契約条件の確認>
5.入金日の確認
6.取引に係る全ての費用を確認し、納得しているか
7.手数料に含まれる消費税の有無は確認したか
<その他の事項>
8.業者に指定された、すべての書類がそろっているか
9.契約書の文面で不明な部分はないか、不明な部分について説明を受け納得しているか
10.ネット等で取引相手の業者の評判は確認したか