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債権と債務の違いとは?

債権と債務の違いとは?


2018/12/7

債権と債務の違いとは?
お金の貸し借りなどで耳にすることもある「債権」と「債務」という言葉。
言葉の響きがとても似ていますよね。
しかし、たった一文字しか違わなくても、意味は全く異なります。
金銭契約などを行う際、この二つの違いについて知らないと自分にとって不利な契約を結ばれてしまうかもしれません。

そこでこの記事では、債権と債務の違いについて分かりやすく解説していきます。
是非参考にしてみてください。

債権と債務の違いは関係性から分かる

まず、債権と債務との違いは、関係を知ることで分かります。
債権と債務は対の関係となっているので、どちらか一方では成り立たないんです。
それぞれの解説をしていきましょう。

債権とは

債権とは、一定の行為、または給付を要求出来る権利のことです。
債権者という言葉がありますが、これは一定の行為や給付を要求できる権利のある人という意味になります。

例えば、自分がAさんに10日間だけ10万円貸している立場だとしたら、10日後に10万円を返してもらわなくてはなりませんね。
この場合、自分が「10万円を返すように要求できる」立場なので、債権者ということになります。

ただ、後ほど紹介しますが、お金のやりとりだけで債権という言葉が使われる訳ではありません。

債務とは

債務とは、債権者に一定の行為や給付を行わなくてはならない義務のこと。
すなわち、債務者は一定の行為や給付を債権者に対してしなくてはならない人のことです。

こちらも先ほどの10日間10万円を借りたAさんを例に出すと、Aさんが債務者ということになります。
債務についても、お金以外のやりとりでも使用されます。

債権と債務が利用される例

ここからは、債権と債務が利用される例について解説していきましょう。
利用される例を知れば、より違いについても分かるようになります。

多く利用されるのは、主に以下の3つです。

ポイント

  • 売買契約
  • 労働契約
  • 譲与契約

詳しく見ていきます。

売買契約

売買契約では、商品を買った側にも売った側にもそれぞれ債務と債権が発生しています。
どういうことかを簡単に説明すると以下のようになります。

まず、商品を買った側には「商品を受け渡してもらうように要求」する債権があると同時に、「商品代金を請求される」債務が発生しています。
しかし一方、商品を売った側にも「商品代金を請求」する債権があると同時に、「商品の受け渡しを要求される」債務が発生しているんですね。

労働契約

労働契約でも、同じように労働者にも雇い主にも債務と債権がそれぞれ発生しています。

労働者には「労働した分の賃金を要求」する債権がありますが、それと同じように雇い主に「賃金に見合った労働をするように要求」される債務も発生しています。

反対に、雇い主にも「賃金に見合った労働を要求」する債権がありますが、労働者に「労働に見合った賃金を要求」される債務が発生しています。

労働の提供も債務として扱う、というのは初めて知ったという方もいるのではないでしょうか。

譲与契約

少し変わった例で、譲与契約にも債権と債務の関係があります。

例えば、Aさんが使わない自転車をBさんに無料で譲る場合。
Aさんには自転車を譲るという債務が発生し、Bさんには自転車を譲ってもらえるように要求する債権が発生します。
しかし、Aさんに債権は発生しませんし、Bさんにも債務は発生しません。

Aさんは自転車を無料で譲るだけですし、Bさんは無料でもらうだけだからです。
この場合は、双方に債務と債権が発生する取引とはなりません。

第三者が債務者になる例

また、債務者が第三者になるという例もあります。
例としては、以下の2点です。

ポイント

  • 債権執行
  • 債権譲渡

それぞれを詳しく見ていきます。

債権執行

債権執行は、債務者から債権を差し押さえする行為のことです。
強制執行の手続きになる為、債権者にとっては債務を回収する為の最終手段になります。

簡単に例を出します。
例えば、A会社がB会社に対して100万円の債務を抱えている状況で、C会社に対しては50万円の債権を所有している場合。
B会社は、A会社から100万円の債務を回収することが出来なければ、C会社の50万円の債権を差し押さえすることが可能になります。

この場合、B会社は債権者のままですが、B会社からは債務を回収出来ていないので、結果的にはC会社が債務者ということになります。

債権譲渡

債権譲渡は、債権者が債権をそのまま第三者に譲渡する行為のことです。
多くの場合、持っている債権を譲渡することで債務の弁済をする際に利用される手続きになります。

ただし、債権譲渡は譲渡できる債権が限られています。
債権の種類によっては譲渡できない場合もあるので、注意が必要です。

まとめ

いかがでしたか。
この記事では、債権と債務の違いについて詳しく解説してきました。
債権と債務の関係を知ることで、二つの違いについて知ることができたのではないでしょうか。

簡単にまとめると以下のようになります。

ポイント

  • 債権とは一定の行為、または給付を要求出来る権利のこと
  • 債務とは一定の行為、または給付をする義務のこと
  • 債権と債務は「売買契約・労働契約・譲与契約」などで使われる
  • 第三者が債務者になる場合もある

債権は要求する権利、債務は提供する義務と異なる意味を持っています。
金銭契約や労働契約を行う際は、どのような権利と義務が発生しているのかをしっかり認識しておきましょうね。